2012/01/12
バビロンの大富豪 ジョージ・S・クレイソン
概要
バビロンで働く一流の戦車職人がおり、働いても働いても金持ちになれないと悩んでいた。あるとき、バビロン一裕福な者に教えを請い、さまざまなアドバイスを受けることを物語風に書かれている。富を得るための方法として、大昔も今も変わらない知恵について述べられている。
自分への支払いを最優先にする
富への第一歩は「稼いだものを、すべてその一部を自分のものとしてとっておくこと。」つまり、自分への支払い(貯蓄)を最優先に考えることが大事。常に、このことを頭に入れておくこと(唱えること)を薦めている。
バビロン一の大富豪の知恵
- 財布を太らせることから始めよう (財布に10枚のコインを入れたら、使うのは9枚までにする)
- 自分の欲求と必要経費とを混同するべからず
- 貯めた資金は寝かさずに増やすべし
- 損失という災難から貴重な財産を死守すべし
- 自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ
- 将来の保障を確実にすべく、今からの資金準備に取りかかるべし
- 明確な目標に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし
明確な目標を持つ
望みがなければ、達成なし。強く、明確な望みを持つべし。ただ「金持ちになりたい」だけではダメで、明確に「金貨5枚が欲しい」といった明確な目標を掲げることで達成しようという意欲が沸いてくる。
裕福な生活を送るために守るべきこと
- 借金は能力の及ぶ限り、なるべく早く返すこと
- 支払い能力を超える買い物はしないこと
- 家族の面倒を見て、家族から慕われ、尊敬されるように努めること
- 遺言書をきちんと作っておくこと。神に召されたとき、その資産分配は、適切で、しかも、各人の名誉を重んじる形でなされるようにしておくこと
- 親しい人には思いやりのある態度で接すること。運命のめぐりが悪く、傷ついたり打ちのめされたりした人への同情を寄せ、無理のない範囲で援助すること
チャンスを活かす
チャンスを拒まない人間にはいつでもチャンスが来るもの。それと対極にある人間の性格は、優柔不断。幸運を呼び込むには、与えられたチャンスを活かすことが必要。
5つの黄金法則
- 将来の資産と家族の財産を築くため、最低でも収入の10分の1を貯めるならば、黄金は自ら進んで、しかもだんだんとその量を増やしながらやってくるだろう
- 貯まった黄金がさらなる利益を生むような働き口を見つけてやり、家畜の群れのごとく増やせる賢明な主人となるならば、黄金は勤勉に働いてくれるだろう
- 黄金の扱いに長けた人々の忠告のもとに黄金を投資するような慎重な主人であれば、黄金はその保護のもとから逃げようとしないだろう
- 自分のよく知らない商売や目的、あるいは黄金を守ることに長けた人々が認めないような商売や目的に使われる黄金は、その人間から逃げていくことだろう
- あり得ないような莫大な利益を生ませようとしたり、詐欺師の誘惑的な誘いに従ったり、あるいは自らの未熟で非現実的な欲望に頼ったりするような人間からは、黄金は逃げていくだろう
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