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うつ病の常識はほんとうか 冨高辰一郎




日本の自殺者の総数は3万人を超えた状態が続いている。1900年には自殺者の数は年1万人程度だったが、これは人口当たりの数で比較した場合、今と比べて必ずしも少ないわけではない。

自殺者は不景気のときに増え、好景気のときには減る傾向にある。

自殺率が高い国、低い国
自殺率が低い国は、二つの要因で高い。一つ目は環境的な問題、暖かい地域に住んでいる人の方が自殺率が少なくなる。逆に寒い地域では自殺率が高くなる傾向になる。もう一つの要因は、文化の問題。たとえば、イスラム圏に住んでいる人は、自殺を禁じられているため、そもそも自殺しようと思い立つことが少ないから自殺者が少なくなる。

自殺率低下に最も効果がある対策
いくら精神医療やセーフティネットを整備したところで、自殺したいという考えが浮かぶ限りは、その数を劇的に減らすことはできない。日本は仏教だが、仏教は自殺に対して寛容である。侍の切腹など自殺の儀式すら生まれた。日本において自殺者を減らそうとするなら、「どんなことがあっても、自殺を選択することは悪いことである」という価値観を広めていく必要がある。

ストレスと自殺の関係
現代社会はストレス社会と言われているが本当にそうか。個人の生活は以下のように変わってきた。
  1. 平均寿命は伸び、高齢でも趣味や旅行を楽しんでいる人は多い
  2. 乳児死亡率は1899年で20%超だったが、2010年で0.26%まで減少している。
  3. 労働時間の平均は年々減ってきている(昔の人は年3500時間以上働いていた)
  4. 高校や大学への進学率が上がっている
  5. 電化製品や車や通信機器の普及
  6. 殺人事件の数の低下
こうした環境は良くなってきているのにも関わらず、ストレスを感じる人が多くなっている。それは、ネガティビティ・バイアス(悪いことばかり記憶に残りやすい)によるもの。


自殺の過度の報道は自殺者を増加させる。「日本は自殺大国」などといったメディアの過度な報道は自殺者を増加させないための配慮が必要。


うつ病になりやすい人の性格
元来、うつ病は几帳面で、責任感が強く、他人に対して気遣いするまじめな人が多いと言うのが定説だったが、近年では症状が比較的軽い、「新型うつ病」というものが増えているという。

うつ病になりやすいメランコリー親和型性格(うつ病は几帳面で他者配慮性のある人がなる)という学説を提唱したのはドイツのテレンバッハ。しかし、『オックスフォード精神医学』など医学向けの教科書においては、うつ病と人格のタイプに関連性が無いことが見出されていないと書かれている。

うつ病になりやすい傾向は以下の通り
  • 自己愛のバランスが過剰すぎるとうつ病になりやすい
  • 他のパーソナリティ障害(強迫性パーソナリティ障害、依存性パーソナリティ障害)でもうつ病の合併率は高い
  • アルコール依存症や薬物依存の人の半数はうつ病を合併する
つまり、うつ病の原因というものは一つに断定できない。


うつ病の診断基準(DSM-Ⅳ)
  1. ほとんど一日中ほとんど毎日の抑うつ気分
  2. ほとんど一日中ほとんど毎日の興味または喜びの著しい減退
  3. 著しい体重減少、あるいは増加
  4. ほとんど毎日の不眠あるいは睡眠過多
  5. ほとんど毎日の焦燥または抑止
  6. ほとんど毎日の易疲労性または気分の低下
  7. ほとんど毎日の無価値感または罪責感
  8. 思考力や集中力の低下または決断困難
  9. 死についての反復思考

1を満たせば十分ではないかという論文もある。


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