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ピープルウェア トム・デマルコ




本書はプログラミングを作成する側、つまりプログラマーについて書かれた本。どちらかというとプログラマーの為のマネジメントに関する本と言ってもいい。人材の大切さと、プログラミング作成環境について述べられている。

以下、抜粋しながら紹介する。

管理者の大部分は人は交換可能な部品として扱う失敗をしがちだ。

「実際のところ、ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なものである」
管理者のほとんどは、技術面よりも人に気を配っていると思い込んでいるが、本当にそうしている管理者は滅多にいない。

仕事の納期と質
「早くヤレとせかされれば、雑な仕事をするだけで、質の高い仕事はしない。」仕事を早くするには、、製品の品質と仕事の満足間を犠牲にせざるを得ない。確かに、あせってプログラミングしてもミスを見落としてしまったり、精神的に追い詰められてしまう。プログラマに質の高い仕事を依頼する場合は、むやみにあせらすものではないかもしれない。

品質と生産性
「エンドユーザーの要求をはるかに超えた品質水準は、生産性を上げるひとつの方法である。」これは、一見すると矛盾に思えるが、日本のソフトウェア事情について優れた解説者である、田島、松原の論文の一説を紹介する。「価格と品質はトレードオフの関係にあるという考えは、日本には存在しない。反対に、高品質がコスト低減をもたらすという考えが広く受け入れられている。これは、外国人にはない日本人特有の国民性と言える。

プログラマーの環境
「プログラマーは知的な作業者であり、脳ミソを振り絞って仕事に打ち込もうとするたびに、オフィスの騒音・雑音に悩まされ、精神集中が乱される哀れな犠牲者なのだ。」プログラマーは電話がなったり、声をかけられただけでそれまでに考えていた内容を一生懸命思い出そうとして生産性を下げている。逆に、こういったものを排除できれば、生産性をあげることができる。

プログラマーの生産性との相関
プログラミングコンテストを行った結果、生産性と不快関係にあると従来思われていた以下の要因は、実は全く無関係か、あるいは、ほとんど関係ないということであった。
  1. プログラミング言語
  2. 経験年数
  3. 残存不良数
  4. 年収
逆に、意外な要因がプログラミングの生産性と相関があったという。それは、誰とチームを組んでいるか。である。つまり、同じ企業の風土で働いている人は同じ生産性を持つことが分かった。それゆえ、会社の環境というものがいかに大事かということが分かる。

「企業におけるプログラマーの能力差は10倍であるといわれている。しかし、企業事態の生産性も10倍の開きがある」
『ソフトウェアの生産性』ハーラン・ミルズ


E係数
オフィス環境の善し悪しが精神集中時間と密接に関係する。割り込みなしの環境を計測すると、オフィス環境の善し悪しを示す意味のあるものが出てくる。それが環境係数(E係数)である。

E係数=割り込みなしの時間数/机の上に座っていた時間

チーム殺しの戦略
プログラマのチーム育成とは逆に、チームを殺したいなら以下のことをすればよい。
  • 自己防衛的な管理
部下を信頼せずに、プロジェクトの成功を保証しようとして自己防衛的手段をとること。信頼しないことは、部下の生産性を低下させ、チームの結束する芽をもつぶしてしまう。
  • 官僚主義
頭の使わないドキュメント作成を重要視すること。
  • 作業場所の分散
電話すればコミュニケーション図れるだろうと言って、同じメンバーなのに別の建物に移したりすること。
  • 時間の分析
4人で4つのプロジェクトを行うと生産性があがらない。一人に一つの仕事を割り当てることが、チームに結束を与える機会を与える。
  • 品質低減製品
品質の低いものを出すことは、プログラマの自尊心を傷つけ、楽しみを奪ってしまう。

  • さばを読んだ納期
上の品質低減製品とからむ話だが、短納期にすれば、品質が下がり、結果としてプログラマのモチベーションも下げてしまう。

  • チーム解体の方針

素人の人事部によりチームを解体させられると、メンバーの相互作用がなくなり良い製品が生まれなくなる。


続、チーム殺しの戦略
過度の競争はチームをばらばらにする。それは、仲間同士のコーチングを阻害するため。そのほかにも、不平等な評価などはチームの結束を脅かす。
  • 年次の給与または功績の見直し
  • 目標管理
  • 大きな功績を成し遂げた特定の従業員の表彰
  • 功績と結びついた表彰、賞、ボーナス
  • あらゆる形態の成果の評価

チーム形成のための戦略的要素
  • 品質至上主義を作り出す
  • 満足感を与える打ち上げをたくさん用意する
  • エリート感覚を醸成する
  • チームに異分子を混ぜることを奨励する
  • 成功チームを解散させないで保護する
  • 戦術ではなく戦略を与える

退職のリスク
退職すれば、同じ能力のプログラマを入れればいい。では済まされない。新しく採用されたプログラマは、同じ能力であったとしても、少なくとも6ヶ月はまともに生産性を上げることができない。その間の生産性低下を見込んだ上で、大事に人材を育てる必要がある。


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