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人はなぜ怒るのか 藤井雅子




すぐキレる人たち
世の中、急に何か腹を立ててキレる人が増えてきている。昔はキレるという言葉さえなかったが、現代人はそういった言葉を生み出すほど怒りが蔓延する社会となっている。著者も20代の頃は自分に不都合なことがあれば、すぐに相手に「謝ってください」と偉そうに訴えて、男子学生に対しても命知らずに説教までしていたという。


常にイライラしている人が増えている
待ち合わせで「待てない」人がとても多い。携帯のメールも、若者の間では3分ルールというものがあって、3分以内に返事をしないと「無視」したことになってしまうので真夜中までやり取りが続いてしまうという話もある。繋がっていたい思いや、先行きの見えない不安感に対してイライラしている。不安の多い世の中だからこそイライラが蔓延している。


怒りの原因は不一致
怒りの原因をひと言で言うなら「不一致」です。不一致による違和感、不公平感があるからこそ人は怒る。「期待通りになっていない」、「思い通りになっていない」という状況が怒りを感じさせる。


怒りの3タイプ
  1. 攻撃的な自己表現タイプ
  2. 相手優先タイプ
  3. アサーティブタイプ

攻撃的な自己表現タイプでは、相手の気持ちを考慮せずに怒る人。まさに、「怒れる人」です。それとは対極にあるのが、相手優先タイプ。自分の気持ちや意見をはっきり表現せずNoが言えない人。そして、最も理想的なのがアサーティブタイプ。「アサーティブ」は提案・交渉により相互理解を深めようとする自己表現のタイプ。このタイプの人は、自分の気持ちも相手の気持ちも大切にします。怒りを時と場合によって使い分けることができ、お互い歩み寄って問題を解決ができる。


「~べき思考」
怒りを感じる背景には「~べき思考」があります。いわゆる完璧主義というものです。絶対にそうしなければならないという融通の利かない考えです。これがあるから、理想と乖離して怒りに発展するのです。


怒りへの対処法
  1. 怒りを感じる(違和感を感じていることを客観的に知る)
  2. 怒りを分析する(「~べき思考を見つける)
  3. 怒りに対処する(「~べき思考」を「~できたらいいな思考」に言い換える)


正しい怒りの表現方法
  1. 事実を述べる(客観的かつ具体的に。主観入れない)
  2. 自分の裏感情を伝える(内心どう思っているかを素直に伝える)
  3. 自分の欲求・願望を提案する
  4. 相手に選択してもらい、次の行動を決める

<注意点>怒りを表現するにあたり、「なぜ?」「どうして?」を多用しないこと。それを口にすると、相手は責められているような感じとなり、防御・反撃モードになってココロを閉ざしてしまい、いい話し合いはできない。


イライラをワクワクに変える方法
  1. 違和感を大切にする(違和感の芽を見つけ摘む)
  2. 自分のココロの声を言葉にする
  3. 自分の人生は自分で決めるという覚悟を持つ
  4. 期待値を下げる練習をする(「~べき思考」などの完璧主義を改める)
  5. ものごとは変化することを受け入れる
  6. リラクセーションを活用する
  7. エネルギーを有効活用する(イライラを取り除くために力を使う)
  8. インプットとアウトプットを意識する(溜め込むのは体に毒)
  9. 好奇心を持つ(好奇心を持つと喜びが増える)
  10. 行動する(頭で分かった。だけで留めない)
  11. 本当に嫌なことはしない
  12. マニュアルを鵜呑みにしない
  13. 他人と比較しない
  14. 他人も自分も責めない(生産性の無いネガティブな行動)
  15. 反対の立場で考えてみる
  16. 自分のための時間をつくる
  17. コミュニケーションを大切にする
  18. ものごとをどんどん循環させる
  19. 意味を考える
  20. 逃げない
  21. 準備する(何かを成功するには時間をかけて準備する)
  22. 自分だけの居場所を確保する



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コメント

どーもです。

ブログへのコメントありがとうございました。
この僕も読んだのですが、時間が経っており、
内容を忘れていました・・・
自分はちゃんとしているのに周りができていないという
思考になると「怒りやすく」なるのでしょうね。
勉強になりました!ありがとうございます^^

Re: どーもです。

プレミアムさん

コメントありがとうございます。

この本を読んで、「怒ること」の原理を知れば、
「怒ること」を自由にコントロールして表現できるんだなって思いました。

怒りの感情によらず、その場に適した感情のをコントロール
できることはビジネス、プライベート問わず大事ですね。
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